会社を退職しました。
大学卒業後、いわゆる外資系のグローバルファームに入社しました。
自分は何もいいところがないと小さい頃から劣等感を感じていて生きていた私にとっては、ずっと憧れていたファームに入社することが出来たのはとっても嬉しくて自信につながる出来事でした。
しかし入社後待ち受けていたのは、またもや周りと比較しての劣等感と労基を無視したハードワークでした。
同世代の女性と比べて多く見える上記の給与も休日出勤、深夜残業の上に成り立っているものです。
まだまだヤレる!もっとヤレる!という気持ちで働いていたけれど、ある時期を境に急に会社に行くとどうしても辛くなって気持ちが落ち込んで仕事が手につかなくなってしまいました。
最初は疲れが溜まってるのかなと思って時短勤務等を挟んだりしてみたものの、一向に状態は良くなりませんでした。
そしてある日、自分のデスクにつくと全く何も考えられなくなり涙が出てきました。
どうしていいかわからず、でも仕事はしないといけないと思ったのでPCと資料を持ってこっそり自宅に帰りました。(元々個人主義の会社なのでミーティング等の用事がない限りスタッフが居なくてもバレない)
状態を察した他法人の知人が会社まで迎えに来てくれた程その時の私の精神状態はやばかったようです。
後日心療内科で診察を受けたところ「適応障害」と診断されました。よく鬱病と間違われるようですが、適応障害は「一定の状況、環境にあるときだけ鬱病のような症状が発生する病気」です。
私の場合であれば、普段は普通の人と同じような状態なのだけど、会社に行きデスクに座ると気持ちが落ち込んで辛くなってしまいました。
帰宅後すこし落ち着いた状態で、上司や周りの人間に自分の状態を話したところ一回休んだ方が良いと言っていただいたのでそのまま休暇に入ることにしました。
結論としては休暇中色々と考え退社の決意をするので二度と会社には行かないのですが、今改めて思い返すと一度休暇を挟んだのはよかったなと思います。
というのも働いていた当時はハードワークすぎて仕事以外のことを考える余裕が全くなかったからです。
なぜこんな状態になってしまったのか?
なにが要因なのか?
どうしたら改善できるのか?
と落ち着いて自問できたのは有益だったと思います。
やっとの思いで入ったファームだったので、出来たらまだいたかったのですが、精神面での負担を考え2年経たずして退職に至りました。